1 / 30 [金] 公開
母親の死によって心を閉ざした少女アンバーは失った悲しみをぶつけるように絵を描くことに没頭している。ある日アンバーが暴力的なモンスターの絵を描いていると学校で問題視されてしまうが、カウンセラーは絵を描くことで心が癒されるとアンバーにスケッチブックをプレゼントする。そんな中、森の池に落としたアンバーのスケッチブックが、不思議な力によって"現実"を変えてしまう。ノートの中に描かれていたモンスターたちが次々と姿を現し、静かな町は恐怖に包まれる。現実と幻想の境界が崩れゆく中、兄妹と家族は、描いたものがもたらした"闇"と向き合うことになる。恐怖の正体は、絵の中の怪物なのか、それとも心の奥に潜む感情なのか――。想像の力が暴走するとき、家族の絆と勇気が試される。描かれたモンスターたちが告げるのは、忘れ去られた「心の傷」の物語。数々の短篇映画を作ってきたセス・ウォーリー監督が8年の歳月費やした渾身のデビュー作である。2024年トロント国際映画祭にて上映され話題となった。ウィーリー監督は、スティーヴン・スピルバーグの純真な驚き、ジョー・ダンテのいたずらっぽいいたずら、最盛期ピクサーの鮮やかなビジュアルを目指して本作を完成させたという。
[ 未体験ゾーンの映画たち2026 上映作品 ]
1月30日(金)より上映