近日上映作品

夜空に星のあるようにPoor Cow

12 / 24 [金] 公開

102分 イギリス

彼は、私のために、花束を盗んでくれた。

名匠ケン・ローチ長編映画デビュー作。

カンヌ国際映画祭でパルム・ドール(最高賞)を2度受賞!
ケン・ローチ監督の記念すべき長編映画デビュー作が53年の時を経てスクリーンに!

2000年代に入り「麦の穂をゆらす風」(06)、「わたしは、ダニエル・ブレイク」(16)の2作品がパルムドール(最高賞)を受賞、80歳をこえて尚、新作を発表しているケン・ローチは、格差社会、貧困、人種差別といった社会問題を取り上げ、労働者階級やときに第3世界からの移民たちに寄り添った映画を撮り続けている稀有な映画監督である。
『夜空に星のあるように』は、そんなケン・ローチ監督の長編映画デビュー作である。すでにその一貫した視点やプロ、アマ問わないキャスティング、ロケ撮影中心、大胆なシーンの省略、即興性等、監督のその後の映画に見られる特長が顕著に表れている作品である。
ロンドンの労働者階級に生まれた18歳のジョイが、夢と現実のはざまで揺れ動きながら生き抜いていく姿は、21世紀の世界に生きる私たちにも鮮烈な印象を残し、深い感銘を与える。
主演は、本作でカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭主演女優賞を受賞したキャロル・ホワイトと「コレクター」(63)でカンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞後、「プリシラ」(94)、「スター・ウォーズ エピソード1」(99)などアート系作品からハリウッド大作まで華麗なるキャリアを誇る名優テレンス・スタンプ。イギリス・フォーク・ロック界の巨人ドノヴァンによる音楽が、60年代後半に生きるロンドンの労働者階級の生活を美しく彩っているのも魅力のひとつでもある。

監督・脚本
:ケン・ローチ
原作・脚本
:ネル・ダン
音楽
:ドノヴァン
出演
:テレンス・スタンプ、キャロル・ホワイト、ジョン・ビンドン、クイーニ・ワッツ、ケイト・ウィリアムス