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  • カンヌ国際映画祭ある視点部門 “審査員の心を射抜いた”クー・ド・クール・デュ・ジュリー賞受賞

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アスファルトを焦がし、未来を燃やす。
ジェンダーニュートラルの時代に突如現れた新星ローラ・キヴォロン監督長編デビュー作

バイクに跨る為にこの世に生を受けたジュリア。短気で独立心の強い彼女は、ある夏の日、《クロスビトゥーム》というヘルメットを装着せずに、アクロバティックな技を操りながら公道を全速力で疾走する、イケてるバイカーたちに出会う。ある事件をきっかけに、彼らが組織する秘密結社の一員となった彼女は、超男性的な集団の中で自分の存在を証明しようと努力するが、次第にエスカレートする彼らの要求に直面し、コミュニティでの自分の居場所に疑問を持ち始める...。一発触発、ヒリヒリと火傷しそうなジュリアと男たちとのハードな闘いがはじまる!

監督・脚本
:ローラ・キヴォロン (長編デビュー)
出演
:ジュリー・ルドルー、ヤニス・ラフキ、アントニア・ビュレジ、コディ・シュローダー

INTRODUCTION

『アネット』のプロデューサーが仕掛ける、女性映画新世紀。
ジェンダーニュートラルの時代に突如現れた新星ローラ・キヴォロン監督。

自らノンバイナリーを公言するローラ・ギヴォロン監督。彼女は、アンドロセントリズム(男性中心主義)のコミュニテイの中に放たれたアウトロー・ヒロインが、自分の居場所を見出していく様を鮮烈に活写する。
初披露となった2022年カンヌ国際映画祭ある視点部門では、審査員長の監督・女優のヴァレリア・ゴリノを筆頭に、『ウィンターズ・ボーン』の監督デブラ・グラニック、『COLD WAR あの歌、2つの心』の女優ヨアンナ・クーリクら審査員たちの絶大な支持を受けて、本作のために特別に設けられた “審査員の心を射抜いた”という意味のクープ・ド・クール・デュ・ジュリー賞を授与。 #metoo運動以降に誕生した全く新しい女性映画の出現は、カンヌに集まっていた映画関係者はもちろん、ジャーナリスト、観客たちに最大限の歓迎と共感を持って迎い入れられた。その熱気が、まもなく日本に伝染する。