とある中学校、隣の席になった女の子・高木さんに、何かとからかわれる男の子・西片。どうにかして高木さんをからかい返そうと日々奮闘する西片だが、いつも高木さんに見透かされてしまう―。
そんなふたりの「からかい」をめぐる日々を描いた「からかい上手の高木さん」。原作は、2021年に第66回小学館漫画賞(少年向け部門)を受賞、発行部数1000万部(シリーズ累計)突破の、山本崇一朗による同名コミックで、「〇〇さん系」とよばれるジャンルの代表格として不動の地位を築いている。人のやり取りを見守りながら「ニヤキュン」するファンに支えられ、2022年6月劇場アニメ化が決定―。
慣れ親しんだ学び舎との別れ、進路や将来のこと...。少しずつ大人の階段をのぼり始める中学3年生の夏の1ページに刻まれる、ふたりの青春模様が、原作者・山本崇一朗監修の下、TVシリーズと同じスタッフ陣によって瑞々しく丁寧に紡がれる。これは、ひと夏に起こる、ちいさくて、やさしい青春物語―。