ナショナル・シアターで舞台『ダーク・マテリアルズ/黄金の羅針盤』を演出したニコラス・ハイトナーが18年ぶりにフィリップ・プルマンの原作小説を舞台化した。
BBCとHBOが共同製作した人気ドラマ『ダーク・マテリアルズ/黄金の羅針盤』の時代から遡ること12年前。洪水が渦巻くフィリッ プ・プルマンの不思議な世界を舞台に、マルコムとアリス、そして彼らのダイモンがライラという赤ちゃんの身を守るために、カヌー"美しき野生"号で彼女を連れて旅に出た。マルコムとアリスは、ライラを狙う組織から逃げながらライラに隠された真実を見つけることができるのか?
11歳のマルコム・ポルステッドと彼のダイモンのアスタは、オックスフォードから3マイル離れた場所に住んでいる。マルコムは15歳のアリスと彼女のダイモンのベンと共に、両親が経営する宿屋「トラウト」で働いている。トラウトは聖ローザマンド修道院に近く、マルコムは修道女たちの日常のお手伝いもしている。ある日、聖ローザマンド修道院を訪れたマルコムとアリスは、シスターたちが秘密裏に育てている赤ちゃんに遭遇する。実は、その赤ちゃん"ライラ"はアスリエル卿とマリサ・コールターという2 人の賢者の赤ん坊だったのだ。街中を歴史的な洪水が襲い、マルコムとアリスはライラを連れてカヌー"美しき野生"号で脱出を図るが、3人をライラの母親マリサと、過激な巨大組織マジステリアム(教権機関)に所属するジェラール・ボンヌビルが追っていた。
危険を孕むマルコムたちの旅は無事に終わるのか?ライラが追われる理由は何なのか?手に汗握る壮大な冒険物語の結末は?