上映作品

ある画家の数奇な運命Werk ohne Autor

現代美術界の巨匠をモデルに、苦悩と悲しみを希望と喜びに変えた半生を描き、観る者すべてに勇気をくれる感動作

ナチ政権下のドイツ。少年クルトは叔母の影響から、芸術に親しむ日々を送っていた。ところが、精神のバランスを崩した叔母は強制入院の果て、安楽死政策によって命を奪われる。終戦後、東ドイツの美術学校に進学し、そこで出会った叔母の面影を持つ女性・エリーと恋におちるクルト。元ナチ高官の彼女の父親こそが叔母を死へと追い込んだ張本人なのだが、誰もその残酷な運命に気づかぬまま二人は結婚する。やがて、東のアート界に疑問を抱いたクルトは、ベルリンの壁が築かれる直前に、エリーと西ドイツへと逃亡し、創作に没頭する。美術学校の授業から作品を全否定され、もがき苦しみながらも、魂に刻む叔母の言葉「真実はすべて美しい」を信じ続けるクルトだったが――。

監督
:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
キャスト
:トム・シリング、セバスチャン・コッホ、パウラ・ベーア、ザスキア・ローゼンダール