近日上映作品

ドライブ・マイ・カー

1 / 21 [金] 公開

PG12 179分 日本

  • 第79回 ゴールデン・グローブ賞 非英語映画賞(旧外国語映画賞)受賞!
  • 第74回 カンヌ国際映画祭 脚本賞受賞 ほか全4冠達成!
  • 第94回 米国アカデミー賞 国際長編映画賞部門 日本代表・ショートリスト選出!
  • 第56回 全米批評家協会賞 作品賞・監督賞・主演男優賞・脚本賞受賞!
  • 第87回 ニューヨーク映画批評家協会賞 作品賞受賞!
  • 第47回 ロサンゼルス映画批評家協会賞 作品賞・脚本賞受賞!
  • 第42回 ボストン映画批評家協会賞 作品賞・監督賞・主演男優賞・脚本賞受賞!

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この運命から、目を逸らさない―。

数々のベストセラーを生み出してきた作家・村上春樹による、珠玉の短編小説「ドライブ・マイ・カー」。妻を失った男の喪失と希望を綴ったこの作品に惚れ込み映画化を熱望、自ら脚本も手掛けるのは、いま世界が最も熱い注目を寄せる濱口竜介監督。これまで、カンヌ(『寝ても覚めても』コンペティション部門出品)、ベルリン(『偶然と想像』銀熊賞受賞)、ヴェネチア(共同脚本作『スパイの妻』銀獅子賞受賞)など世界三大映画祭を席巻し、その名を轟かせてきた。待望の最新長編作となる本作も見事、本年度のカンヌ国際映画祭で日本映画としては史上初となる脚本賞を受賞。加えて、国際映画批評家連盟賞、AFCAE賞、エキュメニカル審査員賞の独立賞も受賞し、4冠獲得の偉業を果たした!
これまで、圧倒的な脚本力と豊かな映画表現で、人間がもつ多面性や複雑な感情をあぶりだしてきた濱口監督。本作では原作の精神を受け継ぎながらも、「ワーニャ伯父さん」、「ゴドーを待ちながら」という時代を超えて愛されてきた演劇要素を大胆に取り入れ、ストーリーと映画内演劇が重層的に呼応しあう驚異的な物語を紡ぎだした。さらに広島・東京・北海道・韓国などのスケール感あるロケーションと、名手・四宮秀俊撮影による美しさと厳しさが溶け合う映像美は観る者を魅了し、物語へと引き込んでいく。

舞台俳優であり演出家の家福(かふく)は、愛する妻の音おとと満ち足りた日々を送っていた。しかし、音は秘密を残して突然この世からいなくなってしまう――。2年後、広島での演劇祭に愛車で向かった家福は、ある過去をもつ寡黙な専属ドライバーのみさきと出会う。さらに、かつて音から紹介された俳優・高槻の姿をオーディションで見つけるが...。
喪失感と"打ち明けられることのなかった秘密"に苛まれてきた家福。みさきと過ごし、お互いの過去を明かすなかで、家福はそれまで目を背けてきたあることに気づかされていく。
人を愛する痛みと尊さ、信じることの難しさと強さ、生きることの苦しさと美しさ。最愛の妻を失った男が葛藤の果てに辿りつく先とは――。登場人物が再生へと向かう姿が観る者の魂を震わせる圧巻のラスト20分。誰しもの人生に寄り添う、新たなる傑作が誕生した。

監督
:濱口竜介
キャスト
:西島秀俊、三浦透子、霧島れいか、岡田将生
原作
:村上春樹「ドライブ・マイ・カー」(短編小説集「女のいない男たち」所収/文春文庫)